公益財団法人仏教美術研究上野記念財団は、仏教美術の調査研究を進めるとともに、若手研究者の育成を目指しています。
昭和45年(1970年)、朝日新聞社主だった故上野精一氏が、朝日新聞創業者である父理一氏の50回忌にあたり、同家所蔵の国宝「絹本著色山越阿弥陀図」を国に譲渡し、その代金全額を寄付されて、当財団が設立されました。
当財団の研究対象は、京都国立博物館が保管する膨大な仏教美術作品・資料を中心に、各地に所在する仏教美術作品です。シンポジウムや研究会などを開催し、研究報告書や図像蒐成を刊行しています。また、平成25年4月1日、公益財団法人に移行したのを記念して、大学院博士後期課程の在籍者を対象にした研究奨励金給付事業を始めました。
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