ご案内

2022(令和4)年度「研究発表と座談会」のご案内

主催:公益財団法人仏教美術研究上野記念財団
共催:京都国立博物館               

市民の聴講を募集しています

以下の要領で2022(令和4)年度の「研究発表と座談会」を開催いたします。
研究者向けの内容ですが、一般市民の聴講も受け付けます。
希望者はメールかはがきで、住所、氏名を明記して申し込んでくだい。
定員20人。応募多数の場合は抽選。4月15日必着。当選者に聴講券を送ります。

■テーマ         中世天台戒家の思想と文化
■期 日         2022(令和4)年4月29日(金・祝)(12:00より受け付け)
■会 場         京都国立博物館 平成知新館 講堂(京都市東山区茶屋町527番地)
■日 程
12:30〜12:35 オリエンテーション
12:35〜12:45 挨拶  公益財団法人 仏教美術研究上野記念財団 理事長 興膳 宏

研究発表
12:45〜13:25 中世天台戒家の思想
                   舩田淳一(金城学院大学文学部教授)
13:25〜14:05 文化財にみる興円・恵鎮と元応寺流・法勝寺流
                   鯨井清隆(大津市歴史博物館)
14:05〜14:45 史跡等妙寺旧境内の発掘成果と等妙寺の文化財
                   幡上敬一(愛媛県鬼北町教育委員会)
15:10〜16:45 発表者3氏による座談会
                   司会 大原嘉豊(京都国立博物館 保存修理指導室長)

「戒家」とは中世天台宗において戒律復興を唱導した学僧を指し、日本の実情に沿って思想・教学面での刷新運動を展開し、その言説は仏教史学・国文学で近年注目を集めており、実際の造形活動に影響を与えていることが美術史学でも確認されています。
京都国立博物館で同時期に開催される「最澄と天台宗のすべて」では、当時の天台戒家の第一人者であり、法勝寺流の基礎を築いた恵鎮円観の弟子、理玉和尚の創建した愛媛・等妙寺に関わる文化財が出展されます。等妙寺は京都・法勝寺の遠国四戒壇として重きをなした寺院であり、その旧境内は発掘が進み、史跡にも指定され、法勝寺流の教学を伝える文化財の調査も進められています。一方、その本寺にあたる法勝寺伝来文化財(滋賀・西教寺蔵)、元応寺伝来文化財(滋賀・聖衆来迎寺蔵)の調査も進められています。本研究発表は、近年の法勝寺流戒家の研究を基礎に今後の研究の展望を探るものです。

■申込先
605-0931 京都市東山区茶屋町527 京都国立博物館内
                   公益財団法人 仏教美術研究上野記念財団 事務局
メールアドレス info@ueno-zaidan.or.jp

*お問い合わせはメールか電話(070-7613-9002)で同財団事務局へ

 
 
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