ご案内

2023(令和5)年度「研究発表と座談会」のご案内
                            主催:公益財団法人仏教美術研究上野記念財団
                            共催:京都国立博物館

市民の聴講を募集しています

以下の要領で2023(令和5)年度の「研究発表と座談会」を開催いたします。
研究者向けの内容ですが、一般市民の聴講も受け付けます。聴講は無料です。
希望者はメールかはがきで、住所、氏名を明記して申し込んでくだい。
定員20人。応募多数の場合は抽選。4月7日必着。当選者に聴講券を送ります。

■テーマ         浄土真宗を中心とした祖師信仰とその造形
■期 日         2023(令和5)年4月23日(日)(12時30分から受け付け)
■会 場         京都国立博物館 平成知新館 講堂(京都市東山区茶屋町527番地)
■日 程
13:00〜13:05 オリエンテーション
13:05〜13:10 挨拶  公益財団法人 仏教美術研究上野記念財団 理事長 興膳 宏

[研究発表]
13:10〜13:40 津田徹英氏(青山学院大学) 中世真宗の肖像彫刻制作について
13:40〜14:10 山田雅教氏(三重県・西勝寺) 中世真宗における肖像画に対する意識とその使用
(休憩10分)
14:20〜14:50 井並林太郎氏(京都国立博物館) 14世紀真宗の絵画制作と絵師・工房
14:50〜15:20 羽田聡氏(京都国立博物館) 中世の高僧伝絵の作画工房について       
(休憩・座談会設営20分)
15:40〜16:55 発表者4氏による座談会 司会:岸輝氏(東京大学大学院)
16:55〜17:00 閉会挨拶

薬師の瑠璃光浄土、弥勒の兜率天浄土など、わが国で信仰されてきた浄土は複数あるが、そのなかでも最も信仰を集めたのが阿弥陀の西方極楽浄土であろう。とくに平安時代の終わりから鎌倉時代にかけておこった、いわゆる「鎌倉新仏教」とよばれるあらたな宗派の中でも、法然による浄土宗、親鸞による浄土真宗、一遍による時宗は、阿弥陀への信仰とその浄土への往生をとげることが、その教えの中心をなしている。また、これらの教団は宗祖への篤い尊崇に特徴があり、多くつくられた肖像画や肖像彫刻、あるいは絵伝がその祖師信仰の強さを物語っている。

京都国立博物館で開催中の特別展「親鸞―生涯と名宝」に関連した美術作品に焦点をあて、これらの機能や目的、様式や作者などの諸問題について、宗教史・美術史の両面から解明し、日本仏教の特質の一面を明らかにする。

■申込先
605-0931 京都市東山区茶屋町527 京都国立博物館内
                   公益財団法人 仏教美術研究上野記念財団 事務局
メールアドレス info@ueno-zaidan.or.jp

*お問い合わせはメールか電話(070-7613-9002)で同財団事務局へ

 
 
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